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虐殺器官情報サイト

このサイトは、「虐殺器官」の作品を見る方に必要な情報、登場する人物たちの性格・性能を紹介し、虐殺器官という物語を深めていくことを目的とするものである。

虐殺器官を読むための用語解説

虐殺器官で出てくる用語のほとんどは実際に存在する用語も存在します。人が、遺伝子がそうあるべき形に作られたものがこの物語ではどのように使われるのかを目的に紹介していきます。

主な登場組織

アメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊

アメリカ全軍の特殊部隊において唯一、要人暗殺を実行している部隊。特殊作戦コマンドの指揮下にある。特殊作戦任務のみならず諜報活動などの作戦にも投入され、クラヴィス曰く「スパイと特殊部隊のハイブリッド」。 作品世界においてはアメリカ軍は9.11テロの影響で陸軍、海軍、空軍、海兵隊に情報軍(インフォメーションズ)が追加された五軍で構成されている。

PMF

民間軍事請負企業。本作では「ユージーン&クルップス社」(通称「Eの字」)という企業が主にそれに当たる。劇中では米軍を中心とする国家軍の対処能力を超えて対テロ戦争や後進国での内戦・虐殺が激化したため、PMFが国連平和維持活動を請け負うなど国際的な軍事プレゼンスにおいて大きな役割を担っている。一般的な傭兵の派遣のみならず情報収集、物資の輸送・供給、重要犯罪者の逮捕、紛争地域における土木工事など多様に細分化された「業務」があり、それぞれ別々の企業が行っている。

ペンタゴン

国防総省。建物の床面積はエンパイア・ステートビルの3倍あるが、五角形の構造のため、クラヴィス曰く「移動そのものは短くて済む」。だが、各所に保安ゲートが設置されており、生体認証によって通過しなければならない。会議室が集合するエリアがあり、そこでは世界中の問題についての議論が行われている。

主な登場武器・兵器

侵入鞘(イントルード・ポッド)

i分遣隊が使用する降下装備で、HALOに代わって使用されている。ステルス性を意識した棒状のポッドで、人工筋肉で構成されている。空中では安定翼を用いて姿勢を制御し、着陸時にはドラグシュートや人工筋肉で構成された四本の着陸脚を使用する。使用後は廃棄モードによって、人工筋肉などの生体組織の細胞を壊死させ分解される。通常型の他に、機銃三基と街路制圧用UAVで武装した物や、人工筋肉を用いた潜水航行機能を有する水中作戦仕様の物も存在する。

オルタナ(副現実)

コンタクトレンズのように角膜に貼り付けるウェアラブルコンピュータ。視覚上に様々な情報を映し出すことが出来るため「現実を覆う副現実(オルタネイティブ・リアル)」と呼ばれ、その略称「オルタナ」が一般的な名称。コンタクトタイプが一般的だが、i分遣隊では戦闘中の激しい動きで目から外れることを防ぐためナノマシン技術を用いた点滴タイプのオルタナを使用している。

フライングシーウィード

i分遣隊が所有する侵入航空機。元々は戦略爆撃機であったが、i分遣隊の機体は爆弾槽の代わりに侵入鞘のカーゴベイを有している。ステルス性を意識した一種の全翼機で、モノリスにも例えられる長辺が約100mの巨大な長方形のような姿をしており、その独特の形状から「空飛ぶ海苔」と呼ばれている。エンジンは翼の両端に内蔵されており、姿勢制御はソフトウェアによって制御される無数の柔毛状の小型フラップによって行われる。この他、緊急対処用のスマート爆弾数発や、ミニガンを装備した無人ヘリ(有人飛行も可能)を搭載している。

その他

サラエボ

劇中ではイスラム原理主義者の手製核爆弾により消滅した町。国家に対するテロの脅威度を増大させ、資本主義先進諸国の厳重な情報管理体制構築を引き起こした。また世界中で「核兵器は実戦に投入可能で効果的な兵器」という意識が持たれ始め、後にインド・パキスタン核戦争の遠因ともなった。

ID

個人情報認証のこと。サラエボの核爆発テロによって先進諸国では人々が網膜や指紋といった個人情報のデータが情報セキュリティ会社によって登録され、管理する体制が敷かれている。また、作中のゲリラ勢力も旧式のID技術を兵士の管理に使用しており、i分遣隊は東欧の作戦でこれを利用することによって敵の本部に潜入していった。

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